これから買おうと思っている人にースノーボードウェアを選ぶときの鉄則とは
安さで選ぶのはキケン
いざスノーボードウェアを買おうと思うと、最初はどういうのを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
でも、これだけは言っておきます。
絶対、値段だけでウェアを選んではいけません。
なぜなら安いだけのウェアは、寒かったり、気に入らないところがあったり、転んで痛かったりなどがあって、必ず後悔するからです。我慢していても楽しさが半減しますし、買い替えれば結局高くついてしまいます。
ウェアを買おうと思っているのは、スノーボードへの興味が強いということです。安いウェアのせいでその強い興味が削がれてしまわないようにしたいですよね。
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注目する 3 つの性能は「防風性(防寒)」「耐水性」「透湿性」
ウェアは「性能」で選ぶことが大事です。簡単な言い方をすれば、快適かどうか。性能の違いは快適さに大きく影響します。
では、どういう性能に注目すればいいのでしょうか。それは「防風性(防寒)」「耐水性」「透湿性」です。この 3 つが優れているウェアは快適さを与えてくれること間違いなしです。
耐水性で言えば 10,000mm 以上、透湿性は 5,000g という目安があります。しかし数値を聞いても普通はピンときませんよね。そういうときは生地そのものに注目すると分かりやすくなります。
ゴアテックス(GORE-TEX(R))という生地が使われているウェアなら間違いなしです。これは防水透湿性素材の商標名のこと。スキーやスノーボードウェア、登山ウェアなど、高価な商品にはほとんどこの生地が使われています。
もう一つ、新世代技術であるココナ(Cocona)が使われているウェアも注目です。最大の特徴は圧倒的な透湿性とその軽さです。現在このココナの生地を採用して商品を作っているところは、THE NORTH FACE、PUMA(R)、ADIDAS、ASICS と、まさに全スポーツ界注目のトレンド新素材なのです。
気になる価格ですが、ゴアテックスは上下で 65,000 円くらい、ココナだとそれ以上の値段がします。具体的に価格を聞くと驚いてしまいますが、これくらいはかかってしまうものだと受け入れましょう。
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モノを実際に見て確かめることが大事
買うときは必ず試着をしましょう。腕を大きく回したり、足を曲げ伸ばしたりして、実際の着心地を確認することが大事です。実際に着ないと分からないことがそれだけあるということです。例えば、隙間風が入らないようになっているか ? ファスナーがカバーで覆われるようになっているか ? 覆われていないと隙間から中の暖かい空気が漏れてしまいます。
また、脇の下やズボンの股で空気の調節ができるようになっていると、気温が高いときの温度調節に重宝します。あと、グローブを着けた状態で扱いやすいかどうかということも注目ポイントです。
上着の裾が二重になっているパウダー(スノー)スカート。内側の裾がゴムで絞れるようになっていたり、上着とズボンをファスナーで一体化したりできるので、雪の侵入が防げます。同じように袖口や、ズボンの裾も雪が入らないよう細かい配慮がなされているものをオススメします。吹雪いた時のためにフード付きのほうが安心ですね。
そして、これまで機能面を中心にウェア選びのポイントを進めてきましたが、もしかしたら一番大事なのはこれかもしれないポイントがあります。それは「デザイン」です。スノーボードはファッション性にあふれたスポーツ。やっぱりお気に入りのウェアで滑りたいですよね。ウェアは耐久性も高いので何年も使うことになります。だからこそデザインにはこだわってください。
自分に合った、お気に入りのウェアが見つかるといいですね。